エモーショナルの向こう側

思いの丈をぶつけに来ます

私とsukida dramas~活動休止からの復活に寄せて~


sukida dramasは「NAGOYA cityを中心に活動する、US/UKインディーをJ-POPで鳴らす男女混成4人組」だ。
以上の説明はsukida dramas公式サイトよりの引用だが、私にとってのsukida dramasは「『"音"が"楽しい"と書いて"音楽"だ!』と教えてくれるバンド」である。


私とsumika dramasの出会いは2013年1月、名古屋アポロシアター(現:アポロベイス)で行われたイベントSynchronized Rockersだ。
当時私は大学生で、キュウソネコカミが観たくてそのイベントに足を運んでいた。
そこで初めてsukida dramasを見て、そのライブで一気に心を奪われた。

演奏していた曲はあまり覚えていない。
それまで私が好んで聞いていたのはゴリゴリジャキジャキでキャッチーなバンドサウンドが多くて、アコギやキーボードがキラキラ鳴っているような、どこか懐かしいような音はむしろ新鮮だった。

印象的なのは、途中トラブルで鳴らなくなったギターボーカルのギターの音が出たときだ。
「鳴った~!」と喜ぶギターボーカルの笑顔が本当に眩しくて、「"音"が"楽しい"と書いて"音楽"というんだな」と何かがすとんと落ちた。

その場でアルバムを買って帰り、それ以来ライブにも何度も足を運んだ。
ライブに行くたびに、新曲が出るたびに、sukida dramasのことが大好きになった。

実習や就職活動に追われている時期には精神的にずいぶん助けてもらった。
sukida dramasのライブで毎回会う友人もできた。


sukida dramasは曲もライブもはちゃめちゃにハッピーだが、言外に「そうじゃない日もあるけれど、だからこそ今は笑おうよ」というメッセージを感じる。
鬱屈とした日々を音楽で笑い飛ばせる強さと切なさがある。
そういう意味では、ジャンルは「J-POP」かもしれないがスタンスはとてもパンクロックだなと思う。
メンバーはきっと器用な人たちじゃないけど、そこがとても愛しくて、勝手に親近感のようなものも抱いていた。

 

最後にsukida dramasのライブに行ったのは2016年の1月だ。
そのライブを最後に、sukida dramasはぱったりライブをやらなくなってしまった。

それが「活動休止」だったとわかったのは、今年(2019年)の1月、sukida dramas復活の報を受けてだ。


いや、復活も何も!いつから活動休止してたんだよ!
もう!!!!!!!!馬鹿!!!!!!!!!!!!!!!!
置いてきぼりにされた私の気持ちも考えてくれよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
でもまたライブが観れるのめちゃめちゃ嬉しい……ありがとう…………


みたいな複雑な感情は、数ヶ月かけて「またsukida dramasが観れる……嬉しい……」へと落ち着いた。


そして今、私は京都に向かっている。
復活ライブが行われるのは、京都二条のGROWLYというライブハウスだ。

名古屋じゃないんかい!
と思う気持ちもなくはなかったが、GROWLYも思い出深いハコである。

私の記憶と記録が正しければ、初めて行ったのは2014年の9月、ここでsukida dramasを観ると同時に今回の対バンである、踊る!ディスコ室町にも出会った。

そしてたぶん2度目は2016年の2月、sukida dramas京都2daysの二日目だった。
最後のゴリラを聞きながら終電に乗るために重たいドアを閉めたことを覚えている。

 


そんなことを書いている内に京都に着いた。
道中、時間があったのでライブ終了後の感想の序盤のつもりで書き始めたら、思ったより長くなってしまったので、このまま公開することにする。

 

令和元年、sukida dramas復活おめでとう!

 




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